フォークリフトの構造についての説明

フォークリフトは、油圧を利用してフォーク(ツメ)を上下や前後に動かすことができる荷役自動車です。

フォークは、パレットや荷物の下部に差し込んで持ち上げたり傾けたりすることで、荷物の積み降ろしや運搬を行います。

フォークリフトは様々な部位によって構成されています。

まず、マストは、フォークを上下させるためのレールの役割を果たす部分です。

油圧シリンダとスプロケットによって、フォークを上下させます。

ティルトシリンダは、マストを前後に傾けることでフォークの角度を調整する部分です。

荷物を安定させたり、パレットに刺さりやすくしたりするために使います。

フォークは、前述したとおり、荷物を持ち上げるためのツメの部分で、マストに固定されていてその動きに連動して上下や前後に動きます。

エンジンは動力源で、燃料を使って動きますが排気ガスが出るため屋外での使用が多いです。

それに対し、バッテリーは充電して動きますが、充電時間が必要なため屋内での使用が多いという特徴があります。

ハンドルは、フォークリフトの走行方向を操作する部分です。

タイヤの角度を変えることで、小回りがきくようになっています。

ブレーキペダルは速度を制御する部分であり、荷物を積んでいるときは急ブレーキをかけないように注意しなければなりません。

アクセルペダルは車体の速度を加速する部分です。

狭い場所での走行では、慎重にアクセルを踏む必要があります。

リフトレバーはフォークの上下を操作するレバーで、手前に引くとフォークが上がり押すと下がります。